haanoヨガ指導者養成コース

3月から8月にわたる5か月間、haano yoga studio指導者養成コース(第二期)が無事終えることができました。今年も無事、5名の方が修了してくださいました。

 

haanoの指導者養成コースで大切にしていることがあります。

 

それは、

指導者である前に実践者であり、

実践者としての経験が指導となる。

ということ。

 

ヨガは別名「実践の科学」であるように、どれだけ自分を介してヨガに触れることができたか?

それは練習を通じてどれだけ感覚を経験できたかという事でもあります。

 

この指導者養成コースが修了したら、一人前のヨガの先生としてのゴール。ではなく、

これから続く長い道の入り口、土台のキッカケとなる。そんな機会になればと思い指導してきました。

 

カメが歩くくらい遅く、そして泥臭いようなコースではありますが、

これからもこのようなスタンスで皆さんと歩いてゆきたいと思います。

 

 下に、今回の指導者養成コースの記録をすべてではありませんが、

スタジオやBanの投稿から抜粋しました。

指導者養成コースの記録

1回目

昨日からヨガ指導者養成コース(第2期)がスタートしました。今回は7名の方がこの養成コースに集まってくださいました。

初日は、まずこのコースを始めるにあたってヨガとは?何のために生まれたか?その流れの再確認からはじまり、

これから一緒に学びを進めていく仲間を知るための自己紹介、自身の練習を深めるために必要な太陽礼拝の実践。

あっという間の4時間でした。

それぞれの経験・個性をもったメンバーの皆さんとこれから学びを進めていくのが楽しみです!

3回目

指導者養成コースも昨日で3回目。

15回あるコースの中で前半1/3は指導者ではなく、

実践者としての経験を積んでもらう内容。

その中で、それぞれのポーズごとに「このポーズのポイント」をまとめ的に発言してもらうことにした。

専門知識を教えるというシーンはただ、「このポーズはここがポイントですよ」

というこちらからの発信に偏ってしまい、

受講生は受け身になってしまうためだ。

どんな表現でもいいから自分の言葉で。

さっきと言葉が逆になるが、

・指導者以前に、実践者であると同時に、

・実践者として深めながらも、指導者としての練習を。

指導者として「発信」することは指導方法として大切。

そして、

決められた事を「レコーダー」がごとく、ただ音を流すのではなく、

「自分が感じたこと」を口にすることが、指導の第一歩。

その内に秘めた鮮度がある生の声こそ、人に伝わると思う。

自分の想いを「お蔵入り」させず、

ドンドン自分の色を出してほしいと思う。

8回目

今日は指導者養成コース。

3週間ぶり。

前回にひきつづきアジャストを学びました。

アジャストは、「調整。」

つまり、「直す」ではない。

 

大切なのは、

「生徒とのシンクロ」。

 

その糸口は生徒の呼吸に寄り添うこと。

間違いを正そう、直そう。

という心が働きすぎると、(もち、いつでも心にはあるけど)

生徒の呼吸を先回りし過ぎて体にオーバーヒートがおこる。

アジャストが

「生徒と一体となる」「アジャストする側もアーサナをしているかのよう」と言われるのは、生徒の呼吸に寄り添い、結果ともに呼吸しているから。

呼吸の糸口を探るこそ、体にも心にももらい受ける効果恩恵がある。

この機会をもとに受講生の皆にしてほしいことは、アジャストをしてもらったように自分の練習を扱えること。

言い替えると、

セルフアジャストメント。

では、また来週やね。

9回目

今日は指導者養成コースの9回目。

結構きたなぁ。なんて思います。

今日は後屈について、様々な観点、フィルターでお話しました。

6方向の体の動きにおいて、この後屈がいちばん未開拓の領域が多いのではないでしょうか?

何となくもでき、

何ともならない、

仕組みは解っていようとも、

まだそれを操ることは難しい。。。 これは、目に見えない「背中の事情」だからなのかも知れません。

解らないから、

そのままに、蓋をしておくのではなく、

体の動きに目を配り、組み立てて行くことが必要です。

硬いひとは、しなやかに。

逆に柔らかなひとは、ブレない

それぞれの体づくり。

すぐに結果は出にくいかも、

ある一定の育む期間が必要かもしれません。

でも、その歩いてく

いっぽ、いっぽ。が身も心も成長させてくれる。

昔は苦労だなぁ。と思ったことも、

いつしかそれ自体が結果以上に楽しみなることを願って。

タパス、

アビヤーサ、

ヴァイラーギャ。

そんな事を身をもって教えてくれるヨガに手を着けてしまいました。

11回目

良いレッスンとは、

伝わるレッスンとは、

「あなたらしく居ること。」

 

そのレッスンに

あなた自身が感じたヨガの良さを

どれだけ注ぎ込めたかだ。

 

それは教科書どおり。ではなく、

あなたの中から出てきた感覚を

言葉として形にできたか?

 

教わったままを、

学んだものを、

自分の生き様を伝える。

ただそこに置いていく。

と先生から教わったことを

ようやくわかった様な気がする。

13回目

この回からは修了試験として、30分のデモレッスンをしていただく。

僕も生徒として彼らのレッスンを受けながら、、、、自分のインストラクターデビューのころを思い出しました。

接客など皆無の職種からの転職だったからとにかく緊張と、ミスの連続やったなあ。(特に時間が末期、、、。)

それに引き換え、彼らのクラスはリードに安定があり、流れも良くできていて。レベル高さ、今は、全体的にレベルは上がってきてんだなぁ。

と思った。

 

そんな時代だからこそ、

自分の練習から経験と実証された「情報、智慧」を伝えることができる人になって行ってほしいです。

そのために、出来るだけ感じたことを、今まで経験してきた事を伝えたいと思います。

他の仲間に対するアドバイスでも、

他人事とならず、自分事のように聞き耳たててください。

その分だけ、視野と見解がひろがります。

このコースが終わってからがホントの道の始まりとしても、このメンバーで集まる事ができるのは、あと2週となっております。

楽しみながらも、腰入れていきましょう。ソフトなガチで。

14回目

受講生のデモレッスン2週目。 

「自分が感じたヨガの素晴らしさをクラスでシェアする」

をテーマにクラスをしてもらっているが、本当にそれぞれの感じ方が個性となり、味わいとなって構成や雰囲気にでてくる。

レッスン後、

1人ひとりに自分なりのコメントやアドバイスを伝えてはいるが、、 果たして、、、

ジブンはそこまでできてるのか?

チョット疑問。

って言うくらい完成度たかいからなぁ。

来週でこの指導者養成コースも最後。みんなと良い時間が過ごせればと思う。

15回目

先日11日をもってhaano指導者養成コース、全15回が無事終了しました。

思い返すと、長いようであっという間の5ヶ月間。

 

今回修了した5人にとって、今後に活きる、つながる収穫をもちながら修了できたことが何より嬉しく、MVPだとおもいます。

修了された皆さんにとっては、コレがゴールではなくこれからがスタート。

(いつものキマリ台詞)

 

道のりは大変な時もあると思いますが、どうか焦らずゆっくりとゆっくりと歩いて下さいね。

時として、「こんな自分が嫌だ」と思う瞬間もあるでしょう。そんな時もまぁOkay!にしときましょう。

 

その感情が起きたり、感じたり、見せられるその瞬間も実は成長しているから。

成長はいつも目に見えたものではなかった。です。

 

皆さんの日々の生活や、練習がこの道のりの1歩1歩になると思います。

そして時には、

皆さんの母校にも顔を出してください。

ともに歩んだ同期との再会の場にしてもらえると嬉しいです。

修了おめでとうございます。

そして、このコースを受けてくださってありがとうございます。。

ワークショップのようす